B-3 東信克氏
- エルトラック
- 2018年5月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2018年5月17日
文=野田智子(ERUTLUC指導員)

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はじめに
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今回で3回目の登場となる東氏。
今回は前回とはまた一味違ったクリニックをおこなってくれた。
メニューと共にレポートにまとめ、ご紹介したいと思う。
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今日行った指導のテーマとねらいを教えてください
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今回のテーマは「破壊」 今回は、今までのイメージするものとは違うものをやろうと思ってきた。 Dream7 Japanで行っている一般的なクリニックは、封印して『僕と子どもたち』の本質は?ということで考えた。
COKも椅子もシューティングバンドもテニスボールも封印することで、シンプルに『僕と子どもたち』の本質が見えることができるのでは?と仮説を立てた。
最近はSNSなどで映像に触れる機会が多く、個人スキルなどとてもレベルが高くなってきている。しかし個人スキルが上がれば上がるほど悲しむ選手が増えているように思う。スキルを磨いて発揮すれば自己中心的と言われてしまう。スキルが高ければ高いほどヘッドコーチからやりづらいと言われてしまう。
でも、今回はそういうのはもういいかなと思って、その先の全然違うことをやってみようと思って内容を考えた。子どもたちはバスケットで活躍したい!と思っているはず。個人スキルの大会などがあればスキルの練習に特化すればよいと思うが、チームで活躍してバスケットを楽しむためにはどうしたら良いか?と考えて、一度今までのやり方を全部やめて、全く違うことをやってみようと思って今日は取り組んでみた。

--------------------------------- 普段の指導で意識していることを教えてください 。 ---------------------------------
最近はクリニックを断るようにしている。
クリニックはもういいかな、と。
困っている子がちょっとでもハッピーになればいいな、と思っているので、その子を助けるためのクリニックはするけど、それ以外のクリニックはもういいかな。昔はその子のために何ができるかをものすごく考えていたが、今は逆に何も考えないようにしている。
「その子がどうありたいか」ではなくて「僕自身がどうあるべきか」を考えている。子どもにフォーカスしたいけど、一旦やめておこうと。結局本人が変わろうと動き出さない限り変わらないから、本人が動き出すまで待ってみようという考えになってきた。
だから「教えない」し「夢中にさせる」仕掛けだけ作って「はっとする」瞬間を待つことにした。自分自身摩擦がきらいなので、勝敗にとらわれることなく純粋にバスケットボールというスポーツを楽しめるようにと思っている。

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MENU ----------------------------------
1)3on3
教えずに、夢中にさせて、はっとさせる。
初対面が多い子どもたち、何が一瞬で楽しめるだろうと考えて、3on3をした。
特に、何も言わずにただただ、遊んだ。
※早くしなさい、こうした方が良いよなどは、一切言わない。 そのかわりに、秒数を数えてどんどん、スタートさせる 笑顔で♪
正解も不正解も無く、やるかやらないかだけで、どっちもナイスチョイス!
2)2on2
制限のある2on2を行った
1、トップとコーナーからスタート フリー
2、コーナーは45度からのシュートオンリーの制限
3、45度と逆の45度からスタート 逆サイドはコーナーのシュートオンリーの制限
3)1on1
3on3と2on2をする中で、うまくいかない事象が起きる。
それを教えずに、夢中にさせて、はっとさせるために以下のドリルを行う。
4)SUMO
7グループに分けて競わせる
どんどん、回数を早回しで行うことで、子どもたちは夢中にSUMOをする。
5)膝裏タッチ
膝の裏をタッチして抜くことに注視することで、必然的に体をあてにいく。
6)ボールドリブルDF 1on1
ドリブルをしているDFに体を当てるとボールをファンブルするので、抜きやすくなる。
オフェンスがDFのボールを取って抜くことも可。

7)スクエアタッチ1on1
片手ドリブルで、4箇所のコーンを10秒以内にタッチする。
タッチしたらフリーの1on1
片手でドリブル、4箇所タッチというルールを設けることで、必然的にコンタクトが生まれる。
すべて体をぶつけるとうまく行くドリルとなる
自然に子どもたちが気づきだす。
コーチは、極力教えず、コンタクトしたらとにかく褒める。
8)2on2
体をぶつけて1on1をスタートすることで、シュートまでいきやすくなった。
ヘルプディフェンスをしなければならないシチュエーションになる。
コンタクトすることで、スペースが出来ノーマークの仲間へパスができるようになる。
9)3on3
2on2と同じ。
コンタクトをした1on1。
3Pラインの外で、仲間が待つことにより、スペーシングがシンプルに出来る。
10)COK遊び。
せっかく、COKを持ってきたので、8分程度COKであそんだ。

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