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C-3 阿部勝彦氏

  • 執筆者の写真: エルトラック
    エルトラック
  • 2018年5月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:2018年5月16日

文=鈴木竜一(ERUTLUC指導員)

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テーマ「変動性の高い動きに対応するウォームアップ」

1.関節を最大限で動かす 可動域の向上

2.動きの選択肢を増やす


1)動きの確認

 ①人していろんな動きができることがバスケットの上達につながる。

 ②人間として自然な動きを身につけることが重要。

 ③膝を抱えて座る 。

  「うまくできない人は人としての動きの選択肢が一つ減っていることになります。」

  「足首や股関節などその可動域を使わなければいけない場面で、違う動きを使ってし

   まうと怪我などにつながることがあります。」


2)肩の可動域を確認

 ・ひじが耳の後ろまで行くようにする。


3)肩甲骨を動かす

 ①前回しと後ろ回し

 ②スクワットしたまま頭の後ろから腕を回転させていく

  「今まで動かせていた所でも、ある姿勢になると動かせなくなる事があります。」


4)股関節を動かす

  「股関節の動き悪いとパフォーマンス伸びません。」

  「一歩で相手とのずれを作るにはいかにお尻を使って床を押せるかどうか。」

 ①他の動きを使えない状態にしてお尻の筋肉で足を動かす練習

  「立った状態ではお尻を使わなくても1歩が動かせてしまいます。」

 ②四つ足の姿勢で股関節外旋する。

  ボールまたは水筒を乗せ落ちないように胴体は 固定する。

  「安定させるべき所を安定させないと本来の意図と違う動きになってしまいます。」


5)手足を使って移動する練習

  「手が痛いという人は上手く使えていないということです。

   手で身体を支える使う動きはバスケットでも転んだ時などに使います。

   バスケット以前に人間として必要な動きです。

   このような動きを少しウォームアップに入れると良いです。」


6)ゴムバンドを使ったトレーニングでお尻が上手く使えているか確認


7)競技者としての動きを確認しながらのウォームアップエクササイズ


8)足裏で床を押す練習

 ①床を強く押すことを意識して歩く。骨盤が左右に動かないように姿勢を維持する。

 ②スキップ

 ③スキップしながら横に移動する。進む方向と逆の足で床を押すことを意識する

 ④クロスステップで進む

  「これらの練習で何をやりたいかというと地面を強く押すことです。」

  「一つ一つの動きを改善していくことによって、バスケットの動きをレベルアップする

   ことに結び付けていきます。」



--------------------------------- 今日の練習のねらいを聞かせていただけますか。 ---------------------------------

 ウォームアップをテーマとしていましたが、重要なことはバスケに必要な動きだけでなく、それ以外の動きもすること。

 まずは可動域を広げることが必要。そして人として必要な動きができること。

 バスケの動き以前に、両腕をまっすぐ挙げるなど人間としての動きができなくてはバスケットのパフォーマンスも上がりません。それが伝えたかったことです。


 動きの選択肢が多いことがバスケのスキルも向上につながります。

 選択肢の少ないままでもある程度のレベルまでは行けますが、トップレベルに行くには選択肢が多いということが必要になります。



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クリニックを受けた選手たちの動きを見て感じたことはありますか。 ----------------------------------

 特に成長している年代(中学生・高校生たち)は動きの選択肢が減ってきているなと感じました。低学年の子どもたちも含めて、昔に比べると選択肢が減っているように思います。



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阿部さんは様々な競技の選手を対象にお仕事をされていましたが、

競技種目の違いにはどのように対応されるのでしょうか。 ----------------------------------

 その競技専門の動作もトレーニングしますが、やはり人としての動きができるかどうかも重要視しています。


 初めて会う選手やチームに、今日やったような膝を抱えて座れるかなどのチェックも行います。競技以外の様々な動きを行うことで、筋肉の動員率を上げることが大事です。


 お尻の筋肉を意識し、使えるようになるには、他の動作を制限してお尻だけを使うような動きや、バスケットでは使わない動作も行う必要があります。



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「人として自然な動き、必要な動き」という事を練習中に何度もおっしゃっていました。 ---------------------------------

 人間として本来できるはずの動きができない、動くはずのところが動かせないということは、動きの選択肢が減っているということです。


 スポーツでは身体に悪い動きのパターンが必要になることもあります。

 代償動作(本来動かすべきところが動かず、他の部分で補う動作)によって痛みを発生させしまうことがあります。


--------------------------------- 選手と保護者へのメッセージをお願いします。 ---------------------------------

 いろいろな運動をすることがバスケの上達につながります。

 勉強でも、例えば「国語だけを学ぶ」ということはないと思います。

 いろいろな教科を学ぶようにスポーツもいろいろなことをした方が良いです。

 特に小中学生の頃は、バスケットにはないさまざまな動きも身につけることで、将来のバスケットのパフォーマンスが向上し、けがを予防することにつながります。

 
 
 

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